戀の歌は、相聞(あひぎこえ・さうもん)と稱へた『萬葉集』(八世紀後半成立)の昔から女性に優れた作が多いと言はれてをり、中でも小野小町(をののこまち)と和泉式部は名手の譽れが高い。 いとせめて戀しきときは烏羽玉(うばたま)の夜の衣を返してぞ着…
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