今日の一曲♪♪♪ハイフェッツのサン=サーンス

序奏とロンド・カプリチオーソ イ短調
Introduction Rondo caprissioso en la mineur

1864年カミーユサン=サーンスが敬愛するパブロ・サラサーテに獻呈、これを受けてサラサーテが提琴獨奏にて初演。綺想的な追復曲(?)
數ある名盤の中でも、私はヤッシャ・ハイフェッツの此の演奏が好みに合ひます。
ハイフェッツは猶太系リトアニア人、十代にして帝政露西亞の音樂界で地位を確立。ニューヨーク滞在時に故国の赤色革命を知り、米國にとゞまつて定住。
私の子供の頃、歐米の提琴奏者といへば、まづハイフェッツの名が擧げられました。

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https://www.youtube.com/watch?v=x5tQQ3hqleE&index=17&list=RDN0tqdhbnpn8&nohtml5=False

今日の一曲♪♪♪洪牙利舞曲 第五番

Ungarische Tanz

ヨハネス・ブラームスの作品であるかのやうに遇されてゐる人氣舞曲ですが、ブラームス自身は「洪牙利のロマ族(ジプシー)の音樂を編曲したもの」と己の分(立場)を守つてゐます。

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演奏はマルティナス(Levicks Martynas)、
リトアニアの人氣アコーディオン奏者です。

https://www.youtube.com/watch?v=f5UGmlSWQYs&index=8&list=RDeuM9O6Qaog8

今日の一曲♪♪♪アルビノー二のアダージョ ト短調

https://www.youtube.com/watch?v=kn1gcjuhlhg&index=27&list=RDeuM9O6Qaog8

クラシック音樂の中でも人氣の高い樂曲です。
よく知られたことですが、アルビノー二(1671-1751)の作品ではありません。

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樂譜が世に出たのは1958年、レモ・ジャゾット(1910-98)といふ伊太利亞の音樂史家(専攻はアルビノー二やヴィヴァルディの研究)が古樂風に作曲したもので正眞正銘(?)の贋作です。が、名曲であります。
ステファン・ハウザー(Stjepan Hauser)の彈奏が見つかりましたので、爰にUPします。ハウザーはクロアチア出身のチェリストスロベニア出身のルカ・スーリッチと2CELLOSを結成、日本でも人氣沸騰したのは皆さま御存じでせう。

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