2014-01-01から1年間の記事一覧

雪降るばかり……

中旬に東京へ出かけましたが、滞在中體調を崩し、招いて下さつた倶樂部トランシルヴァニア會員の方々に御迷惑をかけてしまいひました。歸途、足利に寄つて數日休養してから當地へ戻りましたが、新幹線が上田に着くと邊りは一面の銀世界、千曲も積もつてをり…

降雪、氷点下

御無沙汰續きにて申譯ございません。地震などでまた更新が後れました。 金曜日(5日)から雪が降り始めました。外氣温は晝間でも5度以下、未明早朝には氷點下となつてゐます。春や秋は快適ですが信濃の冬には未だ馴染めません。これから三月まで寒氣に鎖(…

名殘の紅葉

展覽會【種村季弘の眼】&秋の氣配

東京の板橋區立美術館にて【種村季弘の眼 迷宮の美術家たち】といふ、没後十年を期した 展覽會が開催されてゐます。 種村さんに初めてお目にかゝつたのは1969年、澁澤龍彦さんが「血と薔薇」の編輯を降りら れた頃で、此の雜誌に連載された種村さんの「吸血…

十五夜&受贈本

新暦の十五夜(太陰暦八月十五日の夜)、白露(二十四節季の一)で、候鳥の交替季でもあります。露臺の矢筈芒(ヤハズススキ)も出穂(しゆつすい)してをりますが、此れを剪るのは忍びないので、近所の藪へ調達に。まづ心當たりの近場の藪へ出向きましたが…

長月朔日

新暦の長月朔日(二百十日、太陰暦の葉月八日)です。先週から曇天續きで外氣温が下がり、早朝は20度を切る涼しさ。朝顔はまだまだ咲き續けさうですが、芒は穗を出し始め、吾亦紅(ワレモコウ)の花も日毎に臙脂色を深めつゝあり、低空には高原から下りて來…

夏水仙

駐車場の一隅、誰にも顧みられずにひつそりと花莖を伸ばしてゐた夏水仙(リコリス・スキュアミゲラ)が咲き始めたと思つたら、16日夜の豪雨に打たれて根元から折れ、土砂に塗(まみ)れてしまつたので、剪り取つて活けてみました。中國雲南省原産の渡來植物…

漸く更新、でも不覺の捻挫

殘暑御見舞申し上げます。 お久しぶりです。體調不良等々種々の不如意に見まはれて、ついうかうかと二ケ月を過ごしましたが、何とか更新をと氣を取り直した矢先、左の足首を傷めてしまひました。日曜日(10日)のこと、夕食後、座椅子に凭れて颱風のニュース…

郭公飛來

今朝、郭公の聲を耳にしました。今年の初音であります。あまりに近いので、駐車場側の窓を開けてみたら、眼前の電線(10米ほどの距離)に留まつて鳴いてゐるではありませんか。デジカメを持ち出して構へた途端、もう一羽飛來、留まつてゐた方が飛び立つと後…

昨日の埴科

昨日も關東は荒模樣で、二ヶ月前墓參に立ち寄つた足利も大變な豪雨だつたやうです。當地は〈曇りのち雨〉といふ豫報でしたが、早朝にちよつと〈お湿り〉があつた程度で、午には青空が擴がり夏日となつてしまひました。自轉車で近邊を一周りしてみると、麥は…

紅薔薇盡

昨日は眞夏日で高温強風、今日は外氣温が10度も下がるとか、風は強いのですが、氣温が上がらないので、だいぶ過ごしやすくなりました。敷地内でも薔薇が咲き始めました。一番花は大輪ですね。鮮やかな深紅が再現出來ず、やゝ呆けた色合になつてゐます。操作…

最近の室内生花

當地でも30度を超える眞夏日が續いてゐます。エアコンはなるべく使はぬやうにしてゐるのですが、風の通らない日は熱中症に罹らぬやう適宜使用してをります。眞夏日が續くと切り花が持ちません。毎朝水を取り換へても長くて三日、中には一日でへばつてしまふ…

一ヶ月ぶりの更新

四月半ばを過ぎた頃から體調を崩し、鼻炎か、花粉症(これまで罹つたことなし)か判然とせぬ症状が續いたのですが、連休明け締切の仕事があつたので此れに從事、何とか仕上げることを得ました。其の後も脳内に靄がかゝつたやうな不快さが續き、鼻孔から流れ…

埴科春景

万葉橋より下流を望めば遙かに霞む戸隠連峰 青鷺:上山田病院裏手用水路 咲き分け花桃? 枝垂れ花桃? 梨花 一見リラの白咲きのやうな…… 立壺菫 鈴蘭水仙:Snowflake 蒲公英

武藏野市の野性狸

武藏野市の稻田雅子さんのお宅に野性の狸が現れたさうです。東京在住時に、新宿區の落合、玉電(東急世田谷線)の沿線、皇居などに狸が棲んでゐるといふニュースに接したことはありますが、まさか知り合ひのお宅に現れるとは……。侵入の目當ては、稻田さんが…

漸く滿開に

去年より一週間ほど遲れて漸く櫻が滿開になりました。昨日は外氣温が20度を越えたので、午後、自轉車で川向うまで出かけてみたのですが、2時を廻ると北風が吹き始めました。薄着だつたので、直ぐに戻りましたが、今朝起きたら寒氣がしてどうやら風邪を引き…

花季(はなどき)東京滯在略記

4日:2月から3月にかけて雪に降り籠められ氣が滅入つてゐたので、また聊かの所用もあつて、東京へ出かけました。今囘、往路は上信越道を走る高速バスを利用、屋代ICの乘場までMr.Vermilion が送つて下さいました。 午後零時25分に乘車、ほゞ定刻通り15…

霧の……

霧の橋 霧の港 霧の城 霧の新白鳥城 霧の森陰(童話の誘惑) 霧の神域 霧の島 霧の熱帯(倦怠) 霧の倫敦:1947年

梅は咲いたか

梅は咲いたか櫻はまだかいな……、これは昔の俗謡の歌詞ですが、漸く梅が咲きました。櫻は未だ固い蕾のまゝ、信州で綻び始めたのは南信の天龍村ぐらゐださうです。此の邊は中旬が見頃となる模樣であります。近所の白梅 黄水仙

MY FAVORITE PICTURE Ⅲ

樂園:Paradise(Jan Brueghel The Younger) 象圖*獸界曼陀羅 白鯨:Moby Dick Police(Public Call)Box 提琴奏者:The Violinist(Pekka Haloren,1900) 令女奏樂:Concert of Women(1530-40) サッフォー(習作):Study of Sappho(Simeon Solomon) チャタート…

雪折れの幣辛夷、山茱萸……春を告げる花々

晝間でも外氣温が15度を上廻る日が續き、早春の花々が目に留まるやうになりました。此の邊の花木で最も早く咲き始めるのは此處に載せた山茱萸(サンシュユ)でせう。茱萸(グミ)に似た實を結びますが食べられません。 臘梅(ラフバイ)・滿作(マンサク)・…

蕗の薹――春の豫兆

今日は春の彼岸の中日でしたが、陽が差しても風は冷たく暖房もこれまで通りです。それでも建物の敷地内に蕗の薹(蕗の花)が芽を出してゐますから、春の訪れまでいま少しの辛抱でせう。如月このかた雪に降り籠められて鬱屈の日々でありました。所用もあるこ…

また降雪/豆カレー

午前7時前、外を見たら雪景色、豫報などにも接してゐなかつたので、ちよつと驚きましたが、間もなく陽が差し始めて午頃には積もつた雪も溶けてしまひました。 何だか突然、豆のカレーが食したくなり、買ひ出しに。材料は廉價で使ひ勝手のいゝ眞空パックの豆…

「若かりし日の……」肖像寫眞Ⅲ

ウィンストン・チャーチル:Winston Churchill in India, 1896 グリゴリー・エフィモヴィチ・ラスプーチン:Grigorii Efimovich Rasputin チャーリー・チャップリン:Charlir Chaplin, 1915 ジャック・ロンドン:Jack London ヴァスラフ・ニジンスキー:Vasla…

上巳の節句

上巳(じやうし)の節句とは申すものゝ新暦ゆゑ、此の邊りは半月前の降雪が未だ溶けきらず、桃はおろか梅の蕾も綻んでゐません。朝には少し陽が差しましたが、風が強く午からは粉雪が舞ふほどの寒さでありました。 最近、家庭などで飾られなくなつた雛人形を…

禽獣八景 Ⅱ

優婉の舞 子澤山 乳兄弟 擬態!? 凄技:鶚の二尾捕り MY HOUSE 牧羊犬の愉しみ 見返り狐

昨日の埴科

晴天が續きますが、外氣温は低く先月より寒くなつたやうに思はれます。 交通網麻痺によるヤマト運輸の荷受停止が漸く解除されたので、荷物を出しに自轉車で出かけたのですが、國道18號線に次いで車の往來が多い埴科用水通りの舗道は人が一人通れるぐらゐの除…

陸の孤島?

快晴ですが、風は冷たく、然も唸つてゐます。 昨日、惡路(舗道は膝丈を越える積雪)をついて徒歩(普段は自轉車)にて宅配便の營業所まで出向いたのですが、「交通網が麻痺してゐて發送の目途が立たないので、當分の間、荷物の受附を見合はせてゐる」とのこ…

雪は止んだけれど……

正午頃、雪はやみました。眼前の駐車場は彼方此方に除雪の山が出來てゐます。此れが溶けて消えるまで何日かゝるのか、一週間の餘は不便を託つことになりさうです。屋根や庇の積雪が溶けて滴り落ちる音が終日聞こえてゐます。 溶け始めた屋根の積雪 駐車場は…

埴科午前8時*白魔降臨

東京では雨に変じたやうですが、當地の雪は昨日の朝から降り止まず、今朝は吹雪、駐車場などは車がすつぽり雪に覆はれてさながら白魔の世界、電線に留まつてゐる鴉が魔王の使のやうに見えました。 豫報では今日いつぱい降り續くとのこと、車を持たぬ私は身動…