交遊録

己亥元旦

ゐのしゝの年が明けました。姨捨山は雪化粧です。 去年は年男だつたのに佳きことに惠まれず「苦しきことのみ多かりき」の 日々で ありました。せめて左膝關節炎が治癒し、自由に出歩けるやうに なるといゝのですが……。 それでも歳末にはお友達から差し入れが…

忝し、御差し入れ

「膝に痛みを抱へての買物は大変であらう」と〈ものぐさセット〉と稱して今月も菅原多喜夫さんから 食品の御差し入れをいたゞきました。好物の〈ちりめん山椒〉や〈蓮根牛肉〉をはじめレトルト食品や 生浅蜊の真空パック、乾物類、走りの筍・柑橘・根菜……等…

左膝関節痛地獄〜再たまた菅原多喜夫さんから有り難き御差入れ

「秋の終り頃から心身ともに不調、今月に入つてからは宿痾の左足の膝關節痛が再發、 竟(つひ)には左足が踏ん張れなくなりました。階段の上り下りには嘗て無い苦痛を 覺えます。更には自轉車に乘るのも厭はしく、他出して用を辨ずるには餘程の覺悟が 要るや…

遠路遙々、秋のお客さま

過ぐる9日(月)、京都から遠路遙々森野薫子さんが訪ねて下さいました。一昨年の師走、東京で お目にかゝつてゐるので1年10ケ月ぶりですが、當地來訪は13年の晩春以來です。その折は東京から 飯田克比呂さんも見えて合流、地元の友人中村さんの御案内を得…

甲斐の國桃の里

去年の夏、高原列車(JR小海線)に乘つて小淵澤まで石堂藍さんに會ひに行きました。 東京からいらした比呂さん(飯田克比呂さん)も交へて樂しき時間を過しましたが、 別れ際に「春は桃の花が見事だから、來年是非」とのお誘ひを受けました。 周知のことです…

遠來の客:劉靈均さん

過ぐる9月4日、關東に滯在中の劉靈均さんがお仕事の合間を縫つて千曲まで お越しになりました。劉さんは臺灣の方で神戸大學に在籍中。專攻は【文化構造: 中國文學】の由ですが、日本語を流暢に話されるので他に日本文學の研究・飜譯、 中國關係の講演やシ…

【歳末東京滯在略記】

中旬に上京、數日間滯在しました。歸途、足利に寄つて18日に戻りましたが、翌日から體調よろしからず、歳末と申すのに寢たり起きたりといふ哀れなる有りさまです。 11日(金)、當地を發つ時は小雨そぼ降る寒い朝でしたが、關東に入るや晴天と變り、東京に着…

友人來訪、人形歸還、郡司先生肉筆句集

一昨日、曽根睦子さん(人形作家・畫家)と村上佳子さん(郡司正勝先生のお孃さん)がお出で下さいました。四月、上京した折にお會ひして以來ですから半年ぶりです。 午前9時前、しなの鐵道千曲驛にてお迎へしました。お二人とも愛猫家、外泊する譯にはゆか…

花季(はなどき)東京滯在略記

4日:2月から3月にかけて雪に降り籠められ氣が滅入つてゐたので、また聊かの所用もあつて、東京へ出かけました。今囘、往路は上信越道を走る高速バスを利用、屋代ICの乘場までMr.Vermilion が送つて下さいました。 午後零時25分に乘車、ほゞ定刻通り15…

東京滯在略記

12日:豫定通り、東京へ出かけました。感冒はまだ完全には抜けきらず、腰痛も治らぬまゝ……といふ體でありましたが、着いてみると腰痛が少し治まつてゐて、無事滯在先の吉村明彦さん宅に辿り着き、その晩はゆるりと休ませていたゞきました。JR線はほゞ滿員…

嬉しき春の訪客

先月の末、お友達の森野薫子さんと飯田克比呂さんが遠路遙々遊びに來て下さいました。關西在住の薫子さんは大阪發のJR特急しなの(一日一本)と《しなの鉄道》を、比呂さんは東京から長野新幹線と《しなの鉄道》を、それぞれ乘り繼がれて戸倉驛までお出でに…

縣外より初の來訪者

一昨日、無事ブログ開始に漕ぎつけましたが、實は獨力で成し遂げた譯ではありません。タイトル作成に挑戰するも成らず、《a-sunagaの日記》などと勝手に命名される始末。山梨縣小淵澤在住の川島徳絵(筆名=石堂藍)さんが此の事態を見かねて遠路車を驅つて…