2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

五月の花暦Ⅱ

五月も早や晦日、當地は雨が降らず、眞夏日が續き、そして強い風が吹いた一月(ひとつき)でしたが、次々に咲いては散り萎れてゆく初夏の花々から眼福を受けた日々でもありました。特に目に附いたのはジャーマンアイリスで、民家の庭先や田畑の縁(へり)・…

天南星の鉢

里芋科の天南星屬に魅せられて久しいものがあります。東京の舊居では露臺で樣々な天南星を培てゝをりました。中には菅原多喜夫さんが見つけて來て下さつた素心浦島草などといふ珍しいもの(浦島草のアルビノといふ風情)もありましたが、引越に際してリコリ…

今日の玄關生花*五月の薔薇

五月は薔薇が開花を迎へる月、様々の色・種類の薔薇が咲き競つてをります。園藝種の薔薇は實に多彩で、私などは薔薇園を訪れて見事な大輪の花々を見ても、結局はオールドローズのやうな原種に近いものに癒されて歸ることが多いですね。「五月のバラ」といふ…

今日の玄關生花*ジャーマンアイリス

今朝の玄關生花:赤詰草&麥穗

今朝の玄關生花

寓意のありさうな寫眞

連弾 Glenn Gould and his dog 後ろ姿 the back view Jack and Empire Staite Building 神父たちの氣晴らし(西班牙 1955年) ソル・イ・ソンブラ(光と影) 犬のさだめ dog acrobats(巴里 1953年) 鳥籠 a bird cage 抱擁 a hug 呪術 magico-religious 妖…

五月の花暦

往昔(そのかみ)、北原白秋は「いやはてに鬱金櫻の悲しみの散りそめぬれば五月はきたる」と詠じ、與謝野晶子は「卯月より皐月に移るおもむきを二十歳(はたち)ばかりの人は知らじな」と詠みました。感覺としては太陰暦に屬するものでせうが、五月雨に至る…

嬉しき春の訪客

先月の末、お友達の森野薫子さんと飯田克比呂さんが遠路遙々遊びに來て下さいました。關西在住の薫子さんは大阪發のJR特急しなの(一日一本)と《しなの鉄道》を、比呂さんは東京から長野新幹線と《しなの鉄道》を、それぞれ乘り繼がれて戸倉驛までお出でに…

花咲く男たち

今日は新暦の端午の節句です。鯉幟・五月人形・粽(ちまき)・柏餅・菖蒲(しやうぶ)などといふ言葉が直ちに想起されますね。菖蒲はアヤメ(本來の漢字表記は文目)とも訓まれるので、文目・花菖蒲・杜若(かきつばた)・鳶尾(いちはつ)などと混同されが…