植物
ダチュラ(朝鮮朝顔)の果實*迫力、毬栗の如し。 紅葉せしコキア(帚木)*觀賞用品種ゆゑ〈畑のキャビア〉と稱される〈とんぶり〉は穫れぬ。
二週間餘り前にダチュラの開花画像を載せ、最後の花ならむと記しましたが、仲秋を過ぎたのに 五輪も咲かせてくれました。前回開花の御禮として液體肥料を施したのが効いたのかも……。 昨日の開花ゆゑ明朝には萎れてしまふでせう。 此の邊でも越冬するやうなれ…
お彼岸なので曼珠沙華の花を載せようと思ひたつたものゝいまだ左膝關節炎に苦しむ 身、群落地が遠いので撮りに行けない……。祭日なのでお知り合ひに頼んで車を出して いたゞき、撮影することを得ました。まさに眞盛り、まづまづのものをUP致します。 未熟咲…
唯今二十四節氣は第十五《白露》、今年は八日から秋分の日までの由、 夏至の頃から亞熱帶めく氣候の下(もと)、列島は樣々な天災に見まはれ、息を潜めるやうに 過ごしてきましたが、此の邊りのことに限れば、漸く天候が暦に添うてきた觀があります。 朝顔が…
七月以來、此の邊(しなの鉄道沿線の長野⇔上田)は颱風が近づいても降雨は僅かで乾ききつてゐます。 一昨日からの19號も風の方が勝(まさ)り、そのせゐで花盛りの夏水仙(Lycoris Squamiera)が何本か根元 から折れ伏す始末。窓から見えたので、切り花にして…
本日は半夏生、《雜節》の一などと申しても今や通じないかも知れません。 此の季節に咲く花に半夏生あり、お向かひの大家さんの庭に咲いてゐたので一輪貰ひ受け、 活けてみました。花は虎の尾の其れをごく小さくしたやうな貧しいもので、寧ろ此の時期、 一部…
鐵砲百合 透かし百合 水無月の薔薇 紫陽花
ばら剪(き)つて青年ギリシャ語を呟く 三橋鷹女(句集『白骨』より)
早朝、郭公(クワクコウ)の初音を聽きました。 外廊下に出てみると、目前の電線に二羽、少し大きめの雄が頻りに鳴いて雌の氣を惹いて ゐる樣子、焦(じ)らすやうに彼方此方と飛び廻る雌。數分後、餘所ものの聲を聞きつけて 數羽の尾長が現れ、あの喧しい鳴…
此のところ暖かい日が續いてゐますが、夜半から早朝にかけては外氣温が下がり、未だ 電氣毛布の世話になつてをります。左膝關節炎は相變らずで、治癒の兆しはありません。 縮こまつてゐるばかりでは如何(いかん)と思ひ、痛みを堪(こら)へて散歩に出てみ…
雛祭る都はづれや桃の月 雛見世の灯(ひ)を引くころや春の雨 喰うて寢て牛にならばや桃の花 商人(あきんど)を吼ゆる犬あり桃の花 櫻より桃にしたしき小家(こいへ)かな 家中衆(かちゆうしゆ)にさむしろ振るふもゝの宿
【春の魁】 金褸梅(マンサク) 福壽草 蕗の薹 【須藤絢乃展】
氣温は低かつたものゝ風も無く穩やかに晴れたので、近所(自轉車にて6〜7分ほど)の ホームセンターに出向き、赤玉土と腐葉土を購入。21日に菅原多喜夫さんから届いた珍しい 球根と苗を鉢に植ゑ込む作業に取りかゝりました。 まづ姫浦島草(ヒメウラシマサ…
好天ゆゑ散歩に出たく思ふものゝ、だいぶ前から弱つてゐる左膝が數日前から痛みを増して 踏ん張ることが出來ず、出かけられません。辛うじて自轉車は右足でこげるので、買物の際は さうしてゐます。落葉樹の色づきも終焉が近づいてゐる氣配、此の邊は夜分に…
朝燒雲 楓 一枝のみ 滿天星(ドウダン) 晩秋の果實(いたゞきもの) 干柿 隣のコトラ 旅立ちを待つ蒲公英の種子 獨逸菖蒲の返り花
一ヶ月以上も更新を怠り、相濟みません。言譯は控へますが、先月後半はかなり大變でした。 それでも更新の爲にと植物の寫眞は撮り續けてをりましたので、時季はづれとならぬうちに 些かを御覽に供します。 縋れ始めた西洋朝顔〜斑入りの珍品なれど蒔いた覺え…
今日は此の夏一番の暑さではないか……なにしろ外氣の暑さが尋常ではなく、熱風が 吹いてゐます。エアコンも22度くらゐに設定しないと効いてくれません。植木鉢も3時 間置きに灌水しないと乾ききつてしまひます。 外では女郎花(ヲミナヘシ)・河原瞿麥(カハ…
播種が遲かつたので、今年は朝顔の開花が今朝になりました。 露臺の手摺りに絡ませると、向日性の原理から部屋の方に向いて咲くことはまづ無いのですが、 一緒に絡ませた風船葛との葛藤(?)の具合で珍しく内向きに開花しました。これから彼岸頃まで 咲き續…
山法師 紫陽花 白咲き紫蘭 透かし百合:淡紅 半夏生(ハンゲシヤウ) 南瓜の花 梅桃(ユスラウメ) 鐵砲百合 透かし百合:緋色 額紫陽花:淡紅
先週の中頃、今年はじめて郭公(クワクコウ)の聲を聞きました。 早朝5時過ぎ、たいそう近く聞えたので、北東側の窓を開けて見ると目前の電線に 止まつて啼いてゐます。お向かひの庭の樹木に飛び移つたり電線に戻つたりして5〜 6分も啼き續けてゐましたが…
一昨日の活花:独逸菖蒲 今朝の活花:獨逸菖蒲 五月の薔薇
いやはてに鬱金櫻のかなしみのちりそめぬれば五月(さつき)はきたる 北原白秋 卯月より皐月に移るおもむきを二十歳(はたち)ばかりの人は知らじな 與謝野晶子 ?(名稱がわかりません) 白牡丹 紅牡丹 淡紅牡丹 紫木蓮(シモクレン) 石楠花(シャクナゲ)…
花蘇枋(ハナズハウ) 著莪(シャガ) 日本菫 立壺菫(タチツボスミレ) 獨逸菖蒲(ジャーマンアイリス) 土筆 麝香水仙(ムスカリ) 鈴蘭水仙(スノーフレーク) 鬱金香(チューリップ) 蒲公英(タンポポ) 菜花 山吹 雪柳 梨花滿開 椿:淡紅八重絞り咲き …
紫木蓮 白木蓮 梨花 庭梅 椿:絞り 椿:薄紅八重 椿:深紅八重 喇叭水仙:黄咲き細身 喇叭水仙:白咲き 花韮 麝香水仙(ムスカリ)
去年の夏、高原列車(JR小海線)に乘つて小淵澤まで石堂藍さんに會ひに行きました。 東京からいらした比呂さん(飯田克比呂さん)も交へて樂しき時間を過しましたが、 別れ際に「春は桃の花が見事だから、來年是非」とのお誘ひを受けました。 周知のことです…
昨日、自轉車にて走行中轉んで右手拇(おやゆび)を負傷、数針縫ひました。 コンビニ駐車場と歩道を區切る縁石に気づかず乘り上げてしまつたのです。其の邊に縁石が あることは承知してゐましたが、午前の強い陽がそゝいでゐて地表全體が白つぽく映り境目が …
【冬の柑橘】 冬の柑橘と申せば温州蜜柑、四半世紀ばかり前から他にも種々の交配品種が出廻るやうに なりましたが、私は15年ほど前からスウィーティーといふ渡來種を好んで食してゐます。 1950年代に米國カリフォルニア大學の柑橘類研究所で造り出された、グ…
楓の紅葉 遙かに姥捨山を望んで 楓の盆栽も紅葉 梅もどき これは名稱が思ひ出せない。 これも…… 一重の白菊 澁柿?〜鳥たちも啄まず
外氣温が25〜28度ぐらゐに下がつたせゐか、追肥が効いたのか、エンジェルス トランペットが勢ひを盛り返して澤山の二番花を咲かせてゐます。一週間前後で 落ちてしまふのですが、それを仰向けにして空瓶に挿してみました。 夏の名殘の薔薇や匂ひ始めた金木犀…
六月以降、空梅雨から猛暑と天候が乾き氣味だつたせゐでせうか、暑氣に弱い 木立朝鮮朝顔(茄子科木立朝鮮朝顔屬。茄子科朝鮮朝顔屬のダチュラとしばしば 混同される。木立朝鮮朝顔は花が下向き、朝鮮朝顔は上向きに咲くので一見して 違ひが判る。エンジェル…