植物

百合開花

此の邊りでも田植ゑが始まりましたが、雨は餘り降りません。空梅雨ですね。 山百合・鬼百合など野生の百合が咲き始めるのは、いま少し夏めいてからですが、 園藝品種の透かし百合には早咲きのものが多いやうで、私の露臺でも鉢植の透かし 百合が開花しました…

郭公飛來

一昨日午前4時過ぎ、白々と明け初めた頃、今年初めて郭公(クワクコウ)の 鳴聲を聞きました。毎年今頃、南國から托卵の爲に遙々と渡つて來るのです。 此の邊りで見かける鳥と申しても、私には青鷺・白鷺・鳶・鴉・尾長・鵯・ 椋鳥などの他は鶺鴒・目白・雀…

五月の薔薇

五月の薔薇 白咲き紫蘭 ほかに呼びやうは無いものか……妙案を思ひつかれた方は御教示のほどを。 二輪草 獨逸文目 美女撫子 蒔蘿(いのんど:ディル) 茴香(うゐきやう:フェンネル)の近似種、香草なり。草丈は我が背丈を超えたり。

紅葉、黄葉 ②

住居の敷地内に未だ散つてゐない紅葉があつたので撮つてみました。曇天ゆゑ鮮やかな色 は出てゐませんが、御覽に供します。此のところ、去年に比べると外氣温が高めであります。 楓 楓(異種) 無花果 楤(タラ) 錦木 柿 昭和の紅葉詠の秀逸を少し抄いてお…

紅葉、黄葉

體力も戻りつゝあるやうなので、近邊の紅葉・黄葉を撮らうと思ひ立つて出かけてみたのですが、先週末の烈しい風雨のせゐで櫻・楓・銀杏などあらかた散つてゐました。それでも、上山田温泉街神樂殿裏にて板塀に這ひまつはる蔦葛(つたかづら)の美しき紅葉を…

それでも秋の色

〈線状降水帶〉などといふ聞き慣れぬ天候が關東を襲うなど、從來の四季の移ろひとは一線を劃する荒々しい晩夏初秋を目の當たりにして、俳諧の歳時記に象徴されるやうな此の國の気候風土は變容してゆくのかも……と思ひ始めてゐるのですが、それでも彼岸となれ…

晩夏の花

晝間はまだ30度を超える日もありますが、朝晩はかなり過ごしやすくなりました。隣地の水田では稻穗が出て花を咲かせ、其の傍らでは澤瀉(オモダカ、面高)が白い花をつけてゐます。澤瀉は家紋にもなつてゐて(歌舞伎の市川猿之助一門の家紋は澤瀉で屋號も澤…

はや葉月

呀(あッ)といふ間に新暦の葉月、當地も連日30度を超える眞夏日が續きますが、熱帶夜とならぬのがせめてもの救ひであります。相變はらず體調がいまひとつなので、エアコンを26〜28度ぐらゐに設定して引き籠もつてをります。今朝は少し涼しい風が渡つてゐた…

五月の薔薇など

座椅子から立ち上がらんとしてバランスを失ひかけ、慌てゝ床についた左手を傷めてしまひました。手首が捻挫したやうな症状なのですが、起居(たちゐ)や片づけ仕事に支障を來(きた)し、不便を喞つてゐます。ブログの更新も滯りがちで、お立ち寄り下さる方…

皐月の花

文目(アヤメ) 文目とジャーマンアイリス 牡丹三彩

今年の櫻

染井吉野 小學校の櫻 戸倉驛の櫻 花の山 白木蓮 雪柳 大紫羅欄(オホアラセイトウ)

木の花、草の花

薔薇咲き(?)椿 絞り咲き椿 紫木蓮 麝香水仙(ムスカリ) 菜花

櫻も開花

20度前後の暖かさが數日續き、櫻も咲き始めました。去年より一週間ほど早いやうな氣がします。根菜の貯へが底を突いたので、國道沿ひの地産果菜店へ出かけたら、櫻の切花が目に留まりました。抱へるほどの本數なのに何と百圓、屋内で落花を眺めるのも一興と…

木の花、草の花

數日來の暖かさで、寒さに縮こまつてゐた草木の莟が綻び始めました。近邊の開花のさまを撮りましたので、御覽に供します。 山茱萸(サンシュユ) 滿作(マンサク、金縷梅) 膨らみ始めた杏の莟 梅は八分咲き 椿 福壽草 誰も採らないので薹(たう)が立つてし…

ぶり返す寒さ

煮込み饂飩とか新玉葱のスープとか温まりさうなものを攝つてはゐるのですが、感冒が中々癒えません。今日は未明から外氣温が下がり始め、また寒さがぶり返してゐます。朝陽が差して露臺側の部屋は一時温室状態になつたのですが、間もなく空が曇り、湿氣を含…

春の兆し

☆毀れ雛飾りてむかしむかし戀ふ臘梅うるむ父母(ちゝはゝ)の國 塚本慶子 昨日は上巳の節句でしたが、新暦なので此の邊りでは桃はおろか梅も咲いてゐません。然し、陽當たりよき庭の一隅には蕗の薹が姿を顯し、また近所の庭では福壽艸や臘梅も咲き始めてをり…

名殘の紅葉

展覽會【種村季弘の眼】&秋の氣配

東京の板橋區立美術館にて【種村季弘の眼 迷宮の美術家たち】といふ、没後十年を期した 展覽會が開催されてゐます。 種村さんに初めてお目にかゝつたのは1969年、澁澤龍彦さんが「血と薔薇」の編輯を降りら れた頃で、此の雜誌に連載された種村さんの「吸血…

十五夜&受贈本

新暦の十五夜(太陰暦八月十五日の夜)、白露(二十四節季の一)で、候鳥の交替季でもあります。露臺の矢筈芒(ヤハズススキ)も出穂(しゆつすい)してをりますが、此れを剪るのは忍びないので、近所の藪へ調達に。まづ心當たりの近場の藪へ出向きましたが…

長月朔日

新暦の長月朔日(二百十日、太陰暦の葉月八日)です。先週から曇天續きで外氣温が下がり、早朝は20度を切る涼しさ。朝顔はまだまだ咲き續けさうですが、芒は穗を出し始め、吾亦紅(ワレモコウ)の花も日毎に臙脂色を深めつゝあり、低空には高原から下りて來…

夏水仙

駐車場の一隅、誰にも顧みられずにひつそりと花莖を伸ばしてゐた夏水仙(リコリス・スキュアミゲラ)が咲き始めたと思つたら、16日夜の豪雨に打たれて根元から折れ、土砂に塗(まみ)れてしまつたので、剪り取つて活けてみました。中國雲南省原産の渡來植物…

漸く更新、でも不覺の捻挫

殘暑御見舞申し上げます。 お久しぶりです。體調不良等々種々の不如意に見まはれて、ついうかうかと二ケ月を過ごしましたが、何とか更新をと氣を取り直した矢先、左の足首を傷めてしまひました。日曜日(10日)のこと、夕食後、座椅子に凭れて颱風のニュース…

郭公飛來

今朝、郭公の聲を耳にしました。今年の初音であります。あまりに近いので、駐車場側の窓を開けてみたら、眼前の電線(10米ほどの距離)に留まつて鳴いてゐるではありませんか。デジカメを持ち出して構へた途端、もう一羽飛來、留まつてゐた方が飛び立つと後…

昨日の埴科

昨日も關東は荒模樣で、二ヶ月前墓參に立ち寄つた足利も大變な豪雨だつたやうです。當地は〈曇りのち雨〉といふ豫報でしたが、早朝にちよつと〈お湿り〉があつた程度で、午には青空が擴がり夏日となつてしまひました。自轉車で近邊を一周りしてみると、麥は…

紅薔薇盡

昨日は眞夏日で高温強風、今日は外氣温が10度も下がるとか、風は強いのですが、氣温が上がらないので、だいぶ過ごしやすくなりました。敷地内でも薔薇が咲き始めました。一番花は大輪ですね。鮮やかな深紅が再現出來ず、やゝ呆けた色合になつてゐます。操作…

最近の室内生花

當地でも30度を超える眞夏日が續いてゐます。エアコンはなるべく使はぬやうにしてゐるのですが、風の通らない日は熱中症に罹らぬやう適宜使用してをります。眞夏日が續くと切り花が持ちません。毎朝水を取り換へても長くて三日、中には一日でへばつてしまふ…

一ヶ月ぶりの更新

四月半ばを過ぎた頃から體調を崩し、鼻炎か、花粉症(これまで罹つたことなし)か判然とせぬ症状が續いたのですが、連休明け締切の仕事があつたので此れに從事、何とか仕上げることを得ました。其の後も脳内に靄がかゝつたやうな不快さが續き、鼻孔から流れ…

埴科春景

万葉橋より下流を望めば遙かに霞む戸隠連峰 青鷺:上山田病院裏手用水路 咲き分け花桃? 枝垂れ花桃? 梨花 一見リラの白咲きのやうな…… 立壺菫 鈴蘭水仙:Snowflake 蒲公英

漸く滿開に

去年より一週間ほど遲れて漸く櫻が滿開になりました。昨日は外氣温が20度を越えたので、午後、自轉車で川向うまで出かけてみたのですが、2時を廻ると北風が吹き始めました。薄着だつたので、直ぐに戻りましたが、今朝起きたら寒氣がしてどうやら風邪を引き…

梅は咲いたか

梅は咲いたか櫻はまだかいな……、これは昔の俗謡の歌詞ですが、漸く梅が咲きました。櫻は未だ固い蕾のまゝ、信州で綻び始めたのは南信の天龍村ぐらゐださうです。此の邊は中旬が見頃となる模樣であります。近所の白梅 黄水仙