右手拇負傷−何にも出來ない

 昨日、自轉車にて走行中轉んで右手拇(おやゆび)を負傷、数針縫ひました。
コンビニ駐車場と歩道を區切る縁石に気づかず乘り上げてしまつたのです。其の邊に縁石が
あることは承知してゐましたが、午前の強い陽がそゝいでゐて地表全體が白つぽく映り境目が
判然としてゐなかつたやうな……氣がします。私の心持ちも少し呆けてゐたのかも知れません。
 出血甚だしく痛みも強かつたので一旦歸宅、インターネットで地元の外科醫院を調べて良さ
さうなクリニックを選んで電話、診療を請ひ了解をとりつけました。友人のNさんに連絡を
とりましたら、幸ひクリニック近くに所用でお出かけになるところと仰るので車に同乘させて
貰ひ、歸りも拾つていたゞきました。待たされることなく診療を受けることを得(え)、治療
ぶりもテキパキとして的確、良いクリニックに當つたと一安心です。
 たゞ腫れと痛みが中々退(ひ)かず、また拇に嚴しく包帯を施されたため、何もすること
能はず往生してをります。今朝また診療を受けましたが、抜糸まで一週間はかゝるとの診斷、
食事・入浴・買物……等々、制限を受けるので、かなり憂鬱であります。
 デジカメは何とか操れるので右手拇のアップを撮影、ついでに近所で見かけた春に魁けて
咲いてゐる花も撮つてみました。幾點か御覽に供します。

 右手拇


 矮性黄水仙

 
 姫立金花(ヒメリフキンクワ)

 紫咲きクリスマスローズ

 濃紫(こきむらさき)咲きクリスマスローズ

 椿