容子の佳い力士
子供の頃、一度だけ大相撲を見たことがあります。國技館の本興行ではありません。
足利の鑁阿寺(源姓足利氏の氏寺)の例祭に地方巡業中の大相撲がやつて來たのです。
栃錦と若ノ花(初代)の全盛期でした。吃驚したのは大内山といふ力士の身の丈です。
六尺を超えてゐたのではないかと思ひます。
TVの相撲中繼は始まつてゐましたが、まだ受信機の普及率は低く、普通の家では
偶に街頭TVや錢湯などで見るくらゐで、大抵はラジオの中繼を聽いてゐたのです。
長ずるにつれて關心は薄れましたが、それでも折々、魁傑、寺尾、旭道山など贔屓の
對象となる力士が現れ、左樣なときは彼らが登場する時間帶にTV中繼を見ることは
ありました。其れも1970年代、80年代のことで、以後は御無沙汰、去年になつてまた
思ひ出したやうにTV中繼を見始め、氣に入りの力士も出來たので、幾人か紹介して
おきませう。
石浦:小兵(こひやう)端正(相撲中繼では、もつとキリッと映る)
隠岐の海:役者顔
オマケ*関西学院大学時代の宇良
オマケ*人氣の呼び出し:啓輔(呼び出しは皆さん藝名で、苗字無しです)
(芝田山部屋所屬、影のある男前、ファンクラブがあるさうです)