宵闇逼ればタンゴを一曲♪♪♪月下の蘭 Orchids in the moonlight
1933年、MGM映畫制作『空中レビュー時代』の主題歌です。
原題は『リオへの飛行 Flying down to Rio』ですが、
翼の上でレビューを演じるのでこんな邦題が附けられたとか。
男聲の甘たるいポピュラーソングが、後にタンゴに編曲されるや
俄然人氣が出て多くの歌手の録音するところとなりました。
今宵はコケティッシュなダイナ・ショアの歌唱を撰んでみました。
子供の時分に彼女の「靑いカナリア」といふ歌が流行しました。
金絲鳥の鳴聲が流れるなか、繰り擴げられるアクロバティックな歌唱に魅せられて、誰もゐない午下がりなど、ラジオで聽いてゐました。
タンゴぢゃありませんが、懐しさに惹かれて貼り附けておきます。
「青いカナリア Blue Canary」
https://www.youtube.com/watch?v=REPqry3tBUE
宵闇逼ればタンゴを一曲♪♪♪夜のヴァイオリン ティノ・ロッシの甘き歌聲で
原曲はツェザーレ・アンドレア・ビクシオが映畫の主題歌として作曲した「ジプシーのヴァイオリン Violino Tzigano」といふカンツォーネです。
佛蘭西に渡つて「夜のヴァイオリン Un Violon dans la Nuit 」、
英吉利では「夜のセレナーデ Serenade In the Night」の曲名で親しまれました。
聽き比べてみると、やはりティノの甘い甘い腦天氣な歌唱ぶりが佳いですね。
https://www.youtube.com/watch?v=RV6GX1oeogA&index=27&list=RDX3UozSOIEc4
1930年代の伊太利亞で人氣を博したテナー、
カルロ・ブティの歌唱も貼り附けておきます。
https://www.youtube.com/watch?v=6LeSib7rKlg&index=3&list=RDK6HA53BXCy8