姨捨山は雪

 午前6時、陽が差し始めたので外廊下に出てみると、昨夜來の強風雨で濡れた床から
寒氣が足を匍ひのぼつてくるやうな冷え込み、姨捨山を主峰とする更科の山並は眞白に
なつてゐました。冷藏庫内がさみしくなつてゐたので、9時過ぎ、自轉車にて買出しに
(左膝の痛みは未だ退かない……)。歸途、携帯したデジカメにて姨捨の初冠雪を撮影。

道筋の空き家に大きな花梨(カリン)の木があるのですが、實が澤山落ちてゐました。
其の形は同じ薔薇科のマルメロ(うっ、漢字が出ない!)とよく似てゐますが、産毛が
無いので花梨の實と判ります。

 大文字草が咲きましたが、今年は花だちが今一であります。

 菅原多喜夫さんから敦盛草の苗や姫浦島草の球根(大豆よりも小粒!)などが屆いて
ゐるので、明日は鉢に植ゑ込むつもりなれど、赤玉土の中粒が切れてゐるかも……。