耐寒の日々

 未明からまた降雪、午前6時過ぎには止んでをり、今囘は積雪も僅かであります。冠着山(姨捨山)も東山(通称?)も薄すらと冠雪してゐます。掲載の寫眞では冠着山は雲に隱れて見えません。舊臘から夜間の外氣温は連日零度以下(−5〜7度くらゐ)で、晝間も3度前後です。私にはこれまで體驗したことの無い寒さです。強風(飯縄颪?)が吹くと戸外の體感温度は更に下がり、自轉車での買ひ出しはほゞ不可能です。
 何處も同じだと思ひますが、地方都市は自家用車を持たねば暮らし難(にく)い如くで、當地も一家に一臺といふより一人一臺と申してもいゝほどの車社會であり、私のやうな運轉免許証を所持せぬ者は不便を託つことになります。お仕事の合間に車を出して下さるMr.Vermilionがいらつしやらなかつたら……と思ふとぞつとします。

午前7時過ぎ:冠着山方面

午前8時頃:薄らと冠雪せる東山

 話を戻します。暖房はエアコンと電氣炬燵で凌いで來たのですが、どうもエアコンの暖房機能がいま一つなので、別の事にて來宅した地元の電機屋さんに相談したところ、冬は室外機の霜取りに時間を奪られ、其の間(かん)は暖房機能が低下して冷たい外氣が逆流することもあるとか、寒冷地の暖房には不向きなのださうです。そこで、電機屋さんの助言を容れて石油ストーブを使ふことにしました。暖房にかゝる費用もエアコンよりは大分お廉いやうです。藥鑵や鍋などを載せておけば加濕器の代用になります。實際、使用してみると、給油が些か面倒ではありますが、たいへん暖かで滿足してをります。