十三夜

 明晩は新暦の十三夜ですが、天氣豫報は曇天、滿月を拜むのは難しさうです。
芒の寫眞を撮つておいたので、其れだけでも載せておきます。
「はるかなる唐土(もろこし)までも行くものは秋の寢覺の心なりけり」といふ
大貳三位の歌を想ひ起す暇(いとま)もあらばこそ、秋らしい日が殆ど無きまゝ
殘暑からいきなり晩秋といふ、相變らずの異常気象です。
 當地では未明から早朝にかけ外氣温が15度ぐらゐまで下がるやうになつたので、
寢具も冬仕樣に變へ、炬燵も出しました。果物は柿が最盛期、木通(アケビ)や
栗も見かけます。

芒と鰯雲

露臺への訪問者(横幅10糎)

或る夕の西空