2013-01-01から1年間の記事一覧

今日の玄關生花:ジャーマンアイリスの返り花

駐車場の端でジャーマンアイリスの返り花(季節外れに咲いた花)を見つけたので、硝子の花器に挿してみました。文目科の一日花ゆゑ、明日の午後には萎んでしまふでせう。今日も朝から雨天、朝顔が元氣です。 咲き續ける露臺の朝顔 屋外から見ると……

今日の玄關生花:アスパラガスの實など

芯になりさうな花が調達出來ないので、實つきのアスパラガスに渡來種の菊科の花や稻科の野草をあしらつてみました。ちよつと寂しいですね。 此のところ、連日の雷雨で朝方など肌寒いくらゐです。地産の葡萄(巨峰)などが出廻り始めました。廉價なので食後に…

長月朔日*朝顔&稻穗

新暦の長月朔日、まだ殘暑の最中(さなか)であります。 漸く朝顔が澤山開花するやうになりました。 今朝は幾輪か部屋に向かつて咲いてくれました。 隣の水田では稻穗が垂れ始めてゐます。

 呀といふ間に一年が……

當地へ移つて一年が經ちました。昨年の8月30日、午後2時半過ぎに舊居の在つた築地明石町を車に乘せて貰つて出發、上信越道の坂城ICを下りた時は既に午後6時を廻つてをりました。折からの大雷雨にて邊りは眞暗、篠突く雨が道路に跳ね返つて白い飛沫(し…

朝顔開花

露臺の朝顔が漸く咲き始めました。實物は青がもう少し濃くプロシアンブルーといふ趣の色であります。花は陽に向かつて開くので、殘念ながら正面からの寫眞が撮れません。

今朝の生花:山獨活(ヤマウド)など

身近に丈のある花が見當たらず調達出來ないので、玄關の生花は本日も葉もの。山椒と山獨活に絲瓜(ヘチマ)の蔓を絡ませようと按配してみましたが、縱長となり恰好がつきません。山獨活は花附きですが、淺緑ゆゑ緑の濃淡に埋没してしまひます。高温續きの日…

木立朝鮮朝顔&近隣の夏花

五月の末に近所のホームセンターにて、ダツラ(朝鮮朝顔、別稱:曼陀羅華)だと思つて需めた苗は近縁種の木立朝鮮朝顔(コダチテウセンアサガホ)でした。茄子科木立(キダチ:屬名はキダチと訓ずる由、面倒ですね)朝鮮朝顔屬の木本多年草(北アメリカ原産B…

露臺の蔓草など

五月の末頃、露臺の手摺りに何か蔓草を絡ませようと思ひ立ち、ホームセンターの種苗賣場で種子を物色しました。結局、朝顔に風船葛(ふうせんかづら)といふ在り來たりの撰擇に落着、芽吹いた苗の中から健やかさうなものをプランターに定植したのですが、そ…

八月朔日の生花*初雪草

A-coopに初めて見る花があつたので、賣場の御婦人に名を尋ねたら「この邊では白雪草(シラユキサウ)と呼んでます」との應へ、主に立花の〈あしらひ〉に用ひる由、つまり脇役ですね。買ひ需めて歸宅後、活けるために莖を切り詰め葉を少し取り除くと、その跡…

《郡司正勝展−新収資料紹介−》

早稻田大學坪内(逍遙)博士記念演劇博物館に於て、標記の展覽會が開催されてゐます。場所は〈2階廊下展示スペース〉で、民俗藝能調査・海外視察・かぶき研究・舞踊研究などの自筆手帖&ノート、「鳴神 頭注」「日本舞踊文化史」「琉球の若衆踊」「六代目 …

もう女郎花が……

盛夏の土用と申すのに、女郎花(ヲミナヘシ)が咲いてゐます。東京では五月末になると早くも秋の七草に數へられる瞿麥(ナデシコ、川原撫子)や桔梗が咲き始めますが、女郎花が咲いてゐるのは見た覺えがありません。A-coopの切花賣場で見た時は室咲(むろざ…

夜の眷属たち★VAMPIRES

吸血鬼の遺灰 さらば、トランシルヴァニア(ポール・モリッセイ「処女の生き血」) Vampyr 千年の孤獨(photo=Rene Habermacher) Nicles Vampire:加藤和樹 Vamping(photo=Jean Baptiste Mondino) 吸血鬼たちの夜:Noche de Vampiros(model:Nicolas Bemberg) Va…

「若かりし日の……」肖像寫眞

ステファン・テナント卿:Lord Stephan Tennant(A great beauty) 1923年のラディゲとコクトー:Raymond Radiguet et Jean Cocteau a Piquey en 1923 1924年のカポーテ:Truman Capote 若き日のヤッシャ・ハイフェッツ:Jascha Heifetz 若き日のヘミングウェ…

今朝の玄關生花:グラジオラス&アスパラガス

夏の花*凌霄花(ノウゼンカヅラ)

近所の空き家の門柱から塀いつぱいに凌霄花が蔓を這はせて花を澤山咲かせてゐます。たゞでさへ猛々しい印象の強い花でありますが、手入れがなされてゐないので、一層の迫力が感ぜられます。一日花ゆゑ、次々と散つてゐる筈ですが、いつ見ても滿開の觀があり…

MY FAVORITE PICTURE

ART

梅雨が明けたのかどうか、はつきりしませんが、兎に角蒸し暑い。たゞ朝晩は凌ぎ易くて、未だ熱帯夜になることはありません。郭公もまだ此の邊に留まつてゐるやうで、早朝、遠く近く鳴声が聞こえてきます。近所の用水路で蘆の葉末に黒羽蜻蛉(クロハアキツ、…

雨季の花*紫陽花

玄關生花(微粒状の花が零れ散る額紫陽花を避けて玉咲きを二種) 庭の紫陽花(額紫陽花と、ハイブリットの淡紅色變り咲き) 紫陽花や身を持ち崩す庵の主(ぬし) 永井荷風 紫陽花や山田五十鈴といふ女 花柳章太郎

A PICTURESQUE VIEW Ⅲ

雲上の城 水の城(寺院かも?) 落暉の釣人 ヴェネチア無人の刻 蔦家 1 蔦家 2 木靈の巣 鷹の天(そら) 罌粟の座 苔蘚の宴

六月の最後の薔薇

玄關や机邊を彩つてくれた薔薇の供給源たる3本の木の莟が全て咲き盡くし、此處に載せるものが最後の花になりました。此の薔薇は私の棲む集合住宅の東北側の庭に生えてをり、四季咲きなら再た咲く筈ですが、私の見るところ、一季咲きですね。 建物の一翼を挾…

猫拾景*其の伍

CAT

久しぶりの猫たちです(前回は2月5日)。 3D!? 聖家族 ナルシス 鏡よ鏡 雪白姫 躾かな 狩獵本能 追跡者の氣配 虹の祝福 冒險者

受贈本紹介

大濱普美子『たけこのぞう』 帶に〈日常のなかに仄めく幽かな異界との交流〉〈夢と現、幻視と写実が交錯する、無気味で不思議な味わいの幻想譚6篇を収録〉とありますが、概ね頷ける惹句であります。 「猫の木のある庭」「フラオ・ローゼンバウムの靴」「盂…

雜録

感冒は抜け切りましたが、膝の痛みは退かず此れは持病と思つて附き合ふより致し方ありませんね。西日本や北陸では豪雨のやうですが、此の邊はあまり降りません。私の棲處の周圍は民家と工場と田畑が混在してゐて、千曲川の水を引いた昔ながらの農業用水路が…

六月の蔓薔薇

木薔薇も結構ですが、塀や壁面や柵などを覆ひ盡さんばかりにして咲く蔓薔薇も素敵であります。昨今見かける蔓薔薇の過半は西洋渡來系ですが、日本の野茨(ノイバラ)系統のものも時々見かけます。原種の玫瑰(ハマナス)を育てたことがありますが、小さな針…

お氣に入り寫眞館

本日は曇天で蒸し暑く、午後から雨になりました。風邪は抜け切つてゐないのですが、咳が治まつたので、午前10時過ぎ、食糧の調達に出かけました。A・COOPで飛燕草や機織桔梗の切花を見かけたので、飾れば氣も晴れるかと思ひ、購つて歸りました。 昨日に引き…

連想寫眞館

強風が吹くのに蒸し暑い日が續いてゐます。雨は殆ど降りません。感冒に罹つてしまひました。膝の痛みも中々とれなくて、鬱積がちの日を送つてゐます。氣晴らしに集めたフォトの中から特に好きなものを撰び遊んでみました。飛翔:三橋敏雄「鴎來よ天金の書を…

今日の玄關生花*薔薇&紫露草

【麥秋】近所に麥の畑が何枚かあり、此の數日の間に畑の色が黄變、久しぶりに麥秋の光景を見ました。 【機織桔梗(はたおりききやう)】ずつと昔に見たやうな、或は初めて見る花かも……。A・COOPで〈ハタオリキキョウ〉といふ名札を附けて鉢植ゑを賣つてゐま…

受贈本紹介

◎南條竹則『怪奇三昧 英国恐怖小説の世界』 2000年に《集英社新書》の一冊として刊行された『恐怖の黄金時代』の増補改訂版であります。現今日本に於ける英國恐怖小説(19世紀〜20世紀中頃)の泰斗は誰か、愛・情熱・實績(研究&翻譯)、其の孰れをみても、…

6月7日の玄關生花*薔薇

ついでに卓上の紅薔薇

今朝の玄關生花*二輪草

二輪草は毛莨(ウマノアシガタ、或はキンポウゲ)科の一輪草屬の多年草です。一輪草と二輪草の相違は花の附き方(一輪か二輪か)に據るとされてきましたが、其れを見分けるのは聊か難事です。なぜならば、一輪草の中にも二輪の花を附けるものがあり、二輪草…

今朝の玄關生花*紅花&ジャーマンアイリス

今朝は郭公が窓から見える電線に止まつて鳴いてゐました。まだ託卵が濟まないのかも。 昨夜はMr.Vermilionが車を出して下さり、一週間ぶりに温泉(つるの湯)に浸かることを得ました。二週間ほど前から右膝が痛み出し、自轉車での遠出が出來なくなり、温泉に…