身辺雑記

甲斐の國桃の里

去年の夏、高原列車(JR小海線)に乘つて小淵澤まで石堂藍さんに會ひに行きました。 東京からいらした比呂さん(飯田克比呂さん)も交へて樂しき時間を過しましたが、 別れ際に「春は桃の花が見事だから、來年是非」とのお誘ひを受けました。 周知のことです…

冬の柑橘/春の兆し

【冬の柑橘】 冬の柑橘と申せば温州蜜柑、四半世紀ばかり前から他にも種々の交配品種が出廻るやうに なりましたが、私は15年ほど前からスウィーティーといふ渡來種を好んで食してゐます。 1950年代に米國カリフォルニア大學の柑橘類研究所で造り出された、グ…

また降雪

☆午前7時前後に撮影。冷藏庫が空なのに買物に行けない……。

けふも降る降る、雪が降る

午前7時過ぎ

白魔滯留

冠雪樹 きざはし あしあと パウダースノー 鬱景

白魔襲來

師走の雪

目覺めたら雪、粉雪にて畑や屋根や車の上などに薄らと。 更科の山なみも主峰の姨捨山をはじめ雪化粧と眺められました。 近々、《歳末東京滯在記》と今年最後の《受贈本紹介》をUPする豫定です。

初雪☆未明から降雪

午前5時過ぎ、目覺めたら天氣豫報通り、雪が降つてゐました。 唯今午前7時半過ぎ、降り續いてゐるので、かなり積もるかも。 今年は寒波の襲來が早いやうです。また結露・引戸レールの氷結・泥濘などに 惱まされるのかと思ふと聊か憂鬱であります。今年こそ…

寒気にもみぢする木々:11月11日

楓の紅葉 遙かに姥捨山を望んで 楓の盆栽も紅葉 梅もどき これは名稱が思ひ出せない。 これも…… 一重の白菊 澁柿?〜鳥たちも啄まず

十三夜

明晩は新暦の十三夜ですが、天氣豫報は曇天、滿月を拜むのは難しさうです。 芒の寫眞を撮つておいたので、其れだけでも載せておきます。 「はるかなる唐土(もろこし)までも行くものは秋の寢覺の心なりけり」といふ 大貳三位の歌を想ひ起す暇(いとま)もあ…

晩夏なれど暑し

窓前の駐車場の敷地では、熟れた無花果に早朝から椋鳥が群がり、梨や柿の實も 膨らんできました。其の邊りの叢では今年生まれの雨蛙(自在に體色を變ずる)が 飛び跳ね、お隣の水田では稻穗が頭(かうべ)を垂れ始めました。颱風が過ぎて再 (ま)た暑熱がぶ…

高原列車で甲斐の國へ

四年近くもお目にかゝつてゐないので、思ひ立つて先日(8日)石堂藍さんに會ひに 北杜市まで行つてまゐりました。隣縣とは申すものゝ、車を持たぬ身ではローカル線を 乘り繼いで行くよりほかに致し方がありません。 最速で行けるのは、しなの鐵道(昔の國鐵…

郭公飛來

一昨日午前4時過ぎ、白々と明け初めた頃、今年初めて郭公(クワクコウ)の 鳴聲を聞きました。毎年今頃、南國から托卵の爲に遙々と渡つて來るのです。 此の邊りで見かける鳥と申しても、私には青鷺・白鷺・鳶・鴉・尾長・鵯・ 椋鳥などの他は鶺鴒・目白・雀…

櫻どき東京滯在記

十年もののXPが、マイクロソフトの手當が絶えてからといふもの、あちこちに 不具合を生じ、其れは竟(つひ)にメール機能にも及び、仕事にも差閊へるやうに なりました。將にいつ潰れてもをかしくない状態に立ち至つたわけであります。 其處で、ワープロ專用…

泉鏡花の「雛がたり」

本日は新暦の上巳の節句、鏡花隨筆の逸品「雛がたり」の冒頭を少し抄出してみました。 男の作家で雛飾りに就いて詳述してゐるのは、たぶん鏡花ぐらゐでせうね。 「冠(かむり)きせ參らせつゝも雛の顔」といふ句も思ひ出されます。 * * * * 雛―女夫雛(…

狐、また降雪

野生の狐に出會(でくは)しました。 8日の夜、友人のNさんに車で温泉錢湯に連れて行つていたゞき、10時半過ぎに戻ると駐車場脇の畑で動くものを見かけました。此の邊りを繩張りとする猫が三匹ほどゐますが彼らよりは大型、犬(シェパード系)の體型ながら…

吹雪いては止み、また降り積もり……

午前10時過ぎ、郵便局へ出かけるに當り外を窺ふと膝下ぐらゐまで積もつてゐるやうなので、自轉車は諦め徒歩で出かけました。車道は自動車の往來が絶えないのに、歩道には人影も無く、除雪もしてあつたり無かつたりで難儀な外出となりました。

だんまりほどき

12月28日附けの【歳末東京滯在略記】中の国立大劇場「東海道四谷怪談」觀劇記に就いて過分のコメントを寄せて下さつた方があり、滅多にコメントが書き込まれぬものですからありがたく讀みましたが、何分、感冒に罹り意識が朦朧氣味の折に記しましたので、讀…

紅葉、黄葉 ②

住居の敷地内に未だ散つてゐない紅葉があつたので撮つてみました。曇天ゆゑ鮮やかな色 は出てゐませんが、御覽に供します。此のところ、去年に比べると外氣温が高めであります。 楓 楓(異種) 無花果 楤(タラ) 錦木 柿 昭和の紅葉詠の秀逸を少し抄いてお…

紅葉、黄葉

體力も戻りつゝあるやうなので、近邊の紅葉・黄葉を撮らうと思ひ立つて出かけてみたのですが、先週末の烈しい風雨のせゐで櫻・楓・銀杏などあらかた散つてゐました。それでも、上山田温泉街神樂殿裏にて板塀に這ひまつはる蔦葛(つたかづら)の美しき紅葉を…

電脳教授來訪/豫後2

先週の木曜日(5日)、東京から飯田克比呂さんがお見えになりました。比呂さんは私にパソコン活用の手解(てほどき)をして下さつた電腦教授とも申し上ぐべき方で、東京在住時はまさに〈おんぶに抱つこ〉状態でありました。此方(こちら)に移つてからも、…

豫後

事故から二日半ほど經過しました。處方された藥が効いて痛みはかなり抑へられてゐるのですが、〈一日三囘食後に服用〉といふ藥餌説明を守らないと、直ぐに痛み出します。 それから、背中全體に濕布藥を貼らねばならないのですが、これが中々巧く運ばず、苦勞…

交通事故に遭ひました

昨日午前9時半頃、交通事故に遭ひ、救急車にて病院行きとなりました。 背中を強打、動くたびに強い痛みが走り、如何(どう)なることかと不安に驅られましたが、レントゲン撮影などで検査の結果、骨折は免れてをり、「強度の打撲」といふ診斷を受けました。…

〈須永昼兵衛〉追記

誤読・誤解に基づくツイートを見かけましたので、此の件に就いては口を鎖(とざ)し、併せて全文を削除いたします。

ツイッターのエゴ・サーチ②

先月中頃からPSの動きが遲くなり、苦勞してをります。10年の餘も經つノート(當然XP)ゆゑ、致し方ありませんね。朝から畫像を處分したり、ディスククリーニングをかけたりして少し動きが良くなりましたので、暫く怠つてゐたツイッターのエゴ・サーチを…

友人來訪、人形歸還、郡司先生肉筆句集

一昨日、曽根睦子さん(人形作家・畫家)と村上佳子さん(郡司正勝先生のお孃さん)がお出で下さいました。四月、上京した折にお會ひして以來ですから半年ぶりです。 午前9時前、しなの鐵道千曲驛にてお迎へしました。お二人とも愛猫家、外泊する譯にはゆか…

新暦の十五夜

暦を見て、今宵は十五夜と知りました。 稻苅りが近づき水の抜かれた用水路の脇に芒が穗を出してゐたので七本ほど採取、紫苑を一本添へて活けてみました。今は午後四時前、月が昇るには未だ間があるので、月の畫像のストックから一枚撰んで載せておきませう。…

それでも秋の色

〈線状降水帶〉などといふ聞き慣れぬ天候が關東を襲うなど、從來の四季の移ろひとは一線を劃する荒々しい晩夏初秋を目の當たりにして、俳諧の歳時記に象徴されるやうな此の國の気候風土は變容してゆくのかも……と思ひ始めてゐるのですが、それでも彼岸となれ…

晩夏の花

晝間はまだ30度を超える日もありますが、朝晩はかなり過ごしやすくなりました。隣地の水田では稻穗が出て花を咲かせ、其の傍らでは澤瀉(オモダカ、面高)が白い花をつけてゐます。澤瀉は家紋にもなつてゐて(歌舞伎の市川猿之助一門の家紋は澤瀉で屋號も澤…

はや葉月

呀(あッ)といふ間に新暦の葉月、當地も連日30度を超える眞夏日が續きますが、熱帶夜とならぬのがせめてもの救ひであります。相變はらず體調がいまひとつなので、エアコンを26〜28度ぐらゐに設定して引き籠もつてをります。今朝は少し涼しい風が渡つてゐた…